株式会社アイケイ 代表取締役社長  飯田 裕氏

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『デキる経営者インタビュー』第6弾は

株式会社アイケイ 代表取締役社長  飯田 裕氏

 

株式会社アイケイ
代表取締役社長  飯田 裕氏

株式会社アイケイ飯田裕社長

■どのようなお仕事をされていますか?

主にベンダーとしてのビジネスをしています。

生協経由で組合員さんに販売させていただいているのが売り上げの約50%。それ以外に、プラザ様、東急ハンズ様、ロフト様、マツキヨ様など、店舗への卸売り。通販業界でも、千趣会様、ニッセイ様など、名前を聴いたことのある通販業者様であればだいたい何らかの商品を入れさせていただいております。

 

百貨店では、高島屋様、大丸様、三越様などの紙媒体を制作しております。アイケイの名前は出てきませんが、商品の撮影やコピーなど企画から担当させていただいております。

 

海外事業としては台湾、香港、中国、タイ、シンガポール、マレーシアなどにも進出し、

 

その他、昨年の9月からはテレビショッピングを自社制作し、ウェブサイトでの直接販売スタートしました。

 

 

■仕事でのピンチは何でしたか?それをどう乗り越えましたか?

27歳で独立しましたが、最初の半年がダメでした。給料はゼロで、妻と、妻のお腹の中には子供もいました。

 

妻のお腹は膨らんでいくし、会社は瀕死の重傷みたいな状態で、もうどうしようかな、と思いました。

 

大学卒業後は損保会社に入社し、5年間サラリーマン生活をしたんですが、当時の会社でも日本新記録の成績を上げ、自信満々で創業したわけです。何でも売れるぞ、と。

 

それが見事に何にも売れずに半年で資本金を食いつぶし、バンザイかなぁと思いました。

そのとき、偶然会った学生時代の仲間が助けてくれたんです。

 

学生の頃は、今でいう学生カンパニーの走りで、3回生の時に起業して、結構稼いでいたんですね。

40年ぐらい前の話で社員さんと言ってもみんな学生ですが、週末にみんなを連れて祇園さんに一杯やりに行っていました。

 

数えるのがめんどくさいから1万円札10枚ずつホチキスで止めて、それを何冊か持って行っていたんです。使い過ぎてしまってあとあと大変だったんですけれどね。

 

そんな風に学生の時羽振り良くごちそうしていたり、一緒になって遊んだりしていた仲間に、たまたま名古屋駅の地下鉄の切符売り場で会ったんですよ。

 

その彼が「学生の頃は飯田に世話になってたから、今度は俺がひと肌脱ぐわ!」といって生協を紹介してくれたんです。

 

ほんとに人のご縁って妙なもんだと、そんな風に思いました。

 

そこから、27期連続増収。BtoBtoCという、生協さんのような組織をしっかり持たれているところに企画を提供して販売していただくビジネスモデルを確立し、2001年12月ジャスダック上場を機にじわじわと世間に広がり、現在に至ります。

 

 

■経営する上で気を付けていることは?

僕が33年間社長業をやって「社長にとって一番大切な能力はなにか?」について出した結論は、「思考回路」です。

経営者は経営をするという思考回路になっているかどうか。

 

創業して3年ぐらいのころ、とにかくめちゃくちゃ忙しかったんです。朝早くから夜遅くまで仕事していて、月に休めるのが2日か、多くても3日。

そんな中、月一度東京に出張する新幹線の中ではいろんなことを思いつくということに気が付きました。

 

それで、もしかして、月に一度ではなくもっとこの時間を作らないと先々伸びないんじゃないか、毎日忙殺されてじっくり考えるということをやっていかないと成長しないんじゃないかと思い、翌日から5時半に起きて毎朝30分いろんなことを考えることにしたんです。

 

特にテーマは決めず、とにかく冷静に考える時間を持ったんです。

 

それを一日やろうが一週間やろうがそんなに変わることはありません。けれど、これが1年続き、2年続き、3年続いていった時に、何かあったときに瞬時に回答が出てくるようになってきた。

さらに5年10年やっていると、確実にもうこれは朝の30分が効いていると思うようになり、10年ぐらい前にこれが経営者としての思考回路になっているんだと気づいたんです。

 

インプットはもちろん必要ですが、それだけでは頭でっかちになるだけです。

いろいろ考えて、こうしようと決める。

決めて、やってみて、確かにその通りだったとわかる。

すると一つの回路ができ上がる。

 

その回路が失敗の回路はダメですよ。

うまくいったという回路があればあるほど、僕はいい経営者だといます。

 

 

■ご自身に不安や心配があったときの解消方法は?

あまり心配しないようにしています。基本的にプラス発想なんですよ。

 

思考回路を作るために考える時間を持つというのも、コツがあります。

考えて考えて、最後は、プラス発想で終わるんです。「だからよくなる」と。

 

創業したときも「だめならだめでもええわ、(当時)日本で一番確率の低い死因は餓死やから、食うぐらいできるだろう」と思って飛び出しましたし、もともと楽天的だったのは間違いないですね。

 

僕は3人兄弟で姉と兄がいる末っ子ですが、母は商売をしていてとても忙しく、僕は生後5日目ぐらいから預けられたんです。だから、小学校上がるぐらいまで親の顔を知りませんでした。

小学校に上がる時にようわからんおっちゃんとおばちゃんが来て、ここがお前の家やでと。

 

最初は父親も母親も馴染みませんでしたし、そういう原体験の中でくよくよしてもしょうがない、というのが植え付けられたのかな。

小さいながらに開き直ったんじゃないかなとおもいます。

 

ただ、育ての親は真綿にくるんで育てるくらい大事に育ててくれたんですよ。今でいうとじいちゃんばあちゃんに育てられたという感じですかね。大事に育ててもらったのを覚えています。

 

 

■デキる部下メルマガを読んでらっしゃる方へ

経営では「思考回路」以外に「スピード」「実行」という、3つを大切にしているんですが、スピードはまず置いておいて「実行」をなさるのが一番重要だと思います。

 

メルマガの中にいろいろな例が出ていて、読むと、なるほどね、そうかその通りだと思われると思います。

勉強好きな方はそれだけでもいいと思いますが、仕事に活かしてなんぼ、やってなんぼの商売ですから、そこからさらに四の五の言わずにやってみることが重要です。

 

自動車の運転も、教室の中でこんな風に車はできているからこうすれば運転できるんだと教えられても、車に乗ってすぐに運転できるようになるわけはなく、実際その通りにやってみて、身に付いて行くことだと思います。

まずは一回同じようにやって見れば、良いにしろ悪いにしろ答えが出ます。

 

高山さんが体験されたことを自分の仕事に置き換えて素直に実行してみること。

 

松下幸之助さんもおっしゃいましたよね

一番大切な資質はなんですかと言う質問に「そうやなぁ、それは素直でんなぁ」と。

 

*****

インタビュー後記 高山綾子

タカショーの高岡伸夫社長のご紹介でご縁をいただき、初対面でのインタビューでした。

 

「失敗されたことはどんなことですか?」とお聴きすると「失敗はない」とおっしゃるのです。

これはデキる社長どなたもおっしゃいます。

失敗を、失敗に終わらせていない結果「失敗がない」のですね。

 

だから「あきらめない」「絶対俺なら乗り越えられる!」と思える自己承認力が大切なんだと、改めて感じることが出来ました

 

飯田社長!ありがとうございます!

 

 

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