株式会社 鳥貴族 代表取締役社長 大倉 忠司氏

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『デキる社長インタビュー』第5
株式会社 鳥貴族 代表取締役社長 大倉 忠司氏

 

株式会社 鳥貴族 
代表取締役社長 大倉 忠司氏

株式会社 鳥貴族代表取締役社長大倉 忠司氏

 

■どのようなお仕事をされていますか?

弊社は、焼き鳥屋「鳥貴族」の経営と、そのフランチャイズ事業をしております。 

1985年に東大阪市に創業し、今年5月に創業30年になります。

今現在、関西・東海・関東で約400店舗を経営しております。

 

 

■仕事でのピンチは何でしたか?それをどう乗り越えましたか?

最初のピンチは、創業して最初の1年間ですね。売り上げが思うように上がらず、5か月後から毎月赤字になっていました。

 

そのピンチは、250円均一に価格設定を変えたことで乗り越えました。

 

もう一つのピンチは4店舗目を出店したとき。

出店費用を無理に調達したために運転資金がなくなり、当時乗っていた車を売却。当面の運転資金を確保し、その間に4号店を軌道に乗せていきました。

ぎりぎりでしたので、急な費用がでたら乗り越えられなかったかもしれません。

 

いずれのときも「この自分がこれで終わるわけがない、失敗するわけがない、やれるよ!」と自分を信じる力があったというか。

考えてみると超ポジティブ思考ですよね。

失敗を自分の中でイメージすることなく進んできました。

 

一瞬一瞬は「潰れてしまうんじゃないか」と思うことはあるけれど、すぐ切り替えて、「いやいやこの俺は大丈夫」と思うことが出来るんです。

 

人であれ、環境であれ、長所を見ていく性格なのかな。

 

苦境に立たされても、「すごく勉強になっているんだろうな」「将来この時期があったから成長したと言えるときがくるんだろうな」「だから、この状況は大事だ」「今この苦しみを味わおう」と思える。

 

壁にぶつかったり、上司が悪いと思ったりするときも、環境の責任・上司の責任・会社の責任とするのではなく「この上司に出会ったのも自分の勉強だな」「この上司を盛り上げていってやろう!」と思える性格なんです。

 

 

■なぜ、そのようなポジティブな性格になれたのだと思いますか?

母親が、愚痴や人の悪口を言わない人だったからかもしれません。

 

母親から一切人の悪口を聴いたことがありません。

辛いことも良いことに変換して言葉にできる母だったのかな。

 

その母親が言っていた、「忠司、若い時に、少しでも早く、人より頑張って努力した者が、最後は報われるんだよ」という言葉が、私の座右の銘になりました。

 

だから、若いときから人より働くのが快感でした。休みのない職場も快感で「あぁ俺、絶対人より大きくなれるな」と思えた。

 

最初に働いたホテルでも、正月は忙しいから休めずに、元旦から出勤。

まわりの同じ年齢ぐらいの人たちは休みで、カップルが綺麗な服着て映画でも見に行こう、というときも、自分にも彼女はいましたが、「みんなが休んでいるときに働けている、絶対将来差が付く!」と、快感だったんです。

 

勤務先も非常に良く、働くための基本をつくってもらい、自分を厳しく律することが出来るようになりました。

 

そうやって仕事をしていく中で、うまく仕事ができた、認められたというのがまた自信につながり、よりポジティブになっていったのかなと思います。

 

 

■経営する上で気を付けていることは?

王道を歩むこと、正々堂々と経営していくことです。

 

決断する時には「これ王道なのか、正しい経営なのか」ということを考えます。

 

節税にしても、グレーな節税はしません。

納税と言うのは大きな社会貢献ですから、少しでも大きな税金を納めようと思っています。

 

企業文化として大事にしているのは、人道主義であることです。

 

人間皆平等。

会社内では、命令系統がなければ組織が動かなないので、組織を運営するために役職があるのは仕方ないことです。けれど、役職と言うのは責任の大きさが違うだけで、偉くなるわけじゃない。

 

役職を偉いと勘違いして、部下に権力者のように接するのは許せません。責任の大きさで報酬は変わるけれども、それ以外は平等にしようと考えています。

 

ですので、報酬以外は、交際費は基本的になし、新幹線はみんなと一緒の指定席、社長室もない大部屋、コーヒーも自分で作りに行く。

お客様がいらっしゃった時にお茶持ってきてもらうのは別だけれどね。

「自分が偉いんじゃない」というのは絶えず戒めていますね。

 

偉くなったという勘違いは許せない。平等やからね、人間は。

 

 

■デキる部下メルマガを読んでらっしゃる方へ

いろんな壁にぶつかって乗り越えようというときに、一番大きな力となるのは、「自分を信じられる力」だと思います。

 

そしてそれは、高山先生が勧める「自己承認力」と相通じると思いますので、ぜひぜひ、自己承認力、自分を信じることを大事にしていただけたら、とそう思います。

 

*****

 

インタビュー後記 高山綾子

 

「そりゃあ社員様、『大倉社長、鳥貴族でよかった!この会社で働きたい!』と思うわなぁ」というのが率直な感想です。

インタビューに伺った際も、社員様が皆、イキイキされていました

 

社長が

■クラブや、キャバクラの領収書を経費で落としていないか?

■出張時に、社員がご褒美で宿泊するような高級ホテルに泊まり、反感をかっていないか?

■会社の経費、売上が、社員に不透明で『社長だけ贅沢してる。全然還元されない。あほらしい』と思われていないか?

■家庭と職場を自分の会社だからと慣れあいにしていないか?

■言っていることがコロコロ変わっていないか?

■『やる!』『変える』と言ったことを自己都合で放置していないか?

■あからさまな『えこひいき』をしていないか?

■気分にムラがありすぎて、社員に気を使わせていないか?

■『社長がデキていないのに、俺たち(社員)にばかり無理難題を求めてる』と思われていないか?

などなど・・・

家のTOPは親。会社のTOPは社長。育てたように育ちます!

お伝えしながら、私も自分に言いきかせております。

 

大倉社長に大変勉強させていただきました!ありがとうございます!

 

■株式会社タカショー 代表取締役社長 高岡伸夫氏

■GMOクラウド株式会社 代表取締社長 青山満氏

■ワンダーテーブル 秋元巳智雄社長

■周愛巣鴨クリニック院長 帝京大学大学院研究科 精神科医 秦孝憲先生